悠莉の小説広場

小説やSSのまとめです

妹「はぁ…兄さん、頑張れ」

妹「兄さん…今日はいつにもましてブサイクですね」

兄「捜査2課に予告状が…って誰がブサイクだ」

妹「予告状って?」

兄「こいつ…これだよ…」

『十五の夜から月が消える前に十二の仲間から小さき者達をいただく 怪盗AX』

兄「謎だろ?」

妹「はぁ…兄さん、頑張れ」

兄「おいこら…お前何か分かったんだろ」

妹「ふぅ…もうちょっと考えてはいかがですか?」

兄「考えてわからんのだ」

妹「はぁ…いいですか?」

――――

兄「『十五の夜から月が消える前に十二の仲間から小さき者達をいただく』の十五の夜とは十五夜の事で、十二の仲間とは十二支の事です 十二支と言えば市立美術館の十二支の彫像の事 さらに小さき者達とは文字数の事で子と卯と巳と亥の4体の事であるかと思います」

部下「流石先輩…って思いますって?」

兄「なんかまだ引っ掛かるって言ってたんだよ」

部下「引っ掛かる?言ってた?」

兄「あ、いやなんでもない」

―――― 兄「引っ掛かる?」

妹「えぇ…(十五夜の月が消える…それが何を意味してるのか…)気にしないで下さい」